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城之内蓮は優しい奴?
そして翌日____
俺は朝から緊張している。ところでいつもの事ながら俺の席は女子が座り占領している。今日の放課後は城之内の家で勉強会…。なんて事になってしまったから俺は緊張している訳で。
俺は登校してすぐ、いつもより勢い良く亜輝斗の席の前に座り込んだ。
「んだァァァ!亜輝斗ォ!」
「うわああぁぁぁっ!?な…んだよっ、びっくりしたぁー。何か心配な事でもあんのか?」
「お!分かるか?分かるのか?実はな____。」
俺は城之内の家に行く事になったと説明をする。
「はぁ!?お前っ、何してんだ(笑)わっはっは!そんなに勉強教えてもらう人居ないんか?(笑)」
だから俺はお前に教えて欲しいっつーの!そんな事恥ずかしくて言えねぇけどよっ!
「んで〜お願いがあるんだけど、今日お前m…」
「無理。俺は今日久しぶりのデートだ♪行けないぞ?」
んなっ!?
「待って、お願いっ!お願い。お願いします亜輝斗様ぁーっ!2人で何喋っていいかわかんない!あの城之内だぞ?亜輝斗が居てくれるだけで俺は80%落ち着く!だからっ」
「無理なもんはむーりっ。お前は女子か!?普通にしろ!そーやって普通に喋っていれば誰にでも好印象だ。」
また亜輝斗は、適当な事言いやがって〜!
「まじかよ…」
俺はたったひとつの望みを絶たれたかのようにガッカリ肩を落とした。俺は会話が苦手…。付き合っても女子から楽しくないと言われ続け、自覚済みである。
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