｢本当、ごめんね。学校のトイレの窓から逃げた…。｣ うわ…凄いな。トイレの窓…いつもクールでこんなイケメンが必死に…あ、やばい想像したら ｢…ぶっ、あ、ごめん。…くっ。｣ ｢今想像したでしょ？やめろー(笑)｣ やばい笑いが堪えられないわ！身体が震える(笑) ｢じゃあ、早速。俺はお菓子でも買うわ！｣ ｢うん。そうしよ。｣ 俺が飲み物も買おうよって言ったら、沢山あるからと言って『いいよ』と言われた。お菓子の代金も城之内は『いいよ』と言って払おうとしたけど、おじゃまするのは俺の方だからと言って無理やり俺に払わせろと断った。 城之内蓮…お前は根っから優しい奴なんかよ！男の俺でも見習いたいほど惚れるわ！俺男だけど← さて！お菓子を大量に購入。俺の緊張も少しだけ！…少しだけ和らいだ。 ｢んで？城之内、家はどこ？｣ ビニール袋を3個持って歩き出す。 ｢ん？…ここ。｣ 俺は空に向かって指さす城之内を、何言ってんだこいつ、とか思いながら上(指先)を見ると、 ｢ふぁっ！？…え、ええぇぇぇぇっ！！！！｣ 銀行の奥に立つでっけぇーマンションを指さした…。 ｢俺は真ん中くらい…あの辺かな？適当。｣ 本当に何言ってんだこいつ！まじで。俺も真ん中くらい〜なんて言ってみたいよ！ そしてコンビニから歩いて2〜3分くらいでマンション下に着く。