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ずっと見てた

あ、1年の…高野(タカノ)唯月(イツキ)だっけ?身長も高くバスケが上手なんだよな。 「高野?」 「あ、はい。そうです…あの、俺もそのシュート練一緒にやりたいですっ!」 「い、いいけど…。」 俺らはバスケについて話しながら1人では出来ないパス練もしたりして、結構楽しめた。 そして部室で着替えてる時、高野は俺の腹を見て言った。 「先輩!先輩って腹筋凄いですね!そんな細いのに…」 何だこいつ!馬鹿にしてるのか?俺にも筋肉があったんだね!みたいな。 「なんだよ、俺だって筋肉くらい。」 「ムッとして、先輩って可愛いですよね!」 は?…高野は本当に俺の嫌な所ばかりつついてくるな。なんだ?俺の事が嫌いなのか? 「あのな、可愛いって何だよ!嬉しくねぇよ!」 「いや、違いますっ!ごめんなさい。でも、本当に筋肉が凄い…腕とか細いのによく見たら…カッコイイ。」 そう言って俺の腕やら腹をぺたぺた触ってきた。なんだよ、気持ち悪いな!しかも『細いのによく見たら』って何だよ!一言多いんだよ、やかましいわ! 「うわ!胸筋も凄い!先輩筋トレ家でやってます?」 「は?…や、やってない…けど」 すると高野は俺の胸筋を撫でて、急に乳首を擦ってきた。 ピクっ 「先輩?どうしたんです?」 『どうしたんです?』とか言いながらにやけてんじゃねぇ!きもいっ!俺に今何が起きたんだ!?

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