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ずっと見てた
「お、おまっ!な、なんでお前今乳首つまんだんだよ!あ"ぁ?」
俺は高野を振り払おうと手首を掴んで力を入れた…が、全然動かない。
「俺は、掴んだボール、離しませんよ。」
ドサッ
「いって!」
な、何を言ってるん…だ?押し倒されて俺は急に怖くなって必死にもがいた。状況なんて考えてる暇もなく、俺はただ必死にもがいた。
それでも高野は俺の乳首を擦ったり摘んでいじってくる。俺の体はビクビクして、鳥肌がたつ。
「先輩っ!お願いっ!……キスして。それで諦めるからっ…」
「…っ!?…はっ?…あっ、お前…な、」
何なんだ!?何を言ってるんだ!?男の俺に、男の高野がなんでキス?ますます意味がわからないっ!しかも、なんで高野の方が泣いてんだよ!?
「せんぱっ…お願いします。お願いだから…こっち向いて…」
しかもズボンの上から俺のちんこに手を置いて握ってきた。
「何でだよ!やめろってぇっ…んあっ、」
「そーゆーとこ、可愛いです先輩!」
顔が…高野の顔が近づくっ!くっそ…
バンッ!!!「爽っ!」
いきなりドアが勢い良く開き、同時に聞きなれた声がした。
ドカッ
「うあっ!!っ!!げほげほっ」
俺は一瞬頭が真っ白になって…目の前に亜輝斗が居て…。俺は言葉に詰まり、溢れる涙を堪えられなかった。
高野は思いっきり亜輝斗に腹を殴られて咳込んでいる。
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