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第1話

        🐇  高校生活が始まったその日、僕の隣の席に座ったのは、芸能人みたいに垢ぬけたイケメンだった。  すらりとした八頭身の長躯。長い手足。  冷たささえ感じさせるほどの端整な顔立ち。   サラリと揺れるやや明るめの髪。  思わずポカンと口を開けて見惚れてしまっている僕に、その超イケメンは開口一番に言った。 「おまえって、うさぎに似てるな」 「……えっ?」  僕はポカンとまぬけな顔をしたまま、まぬけな声を出した。 「ほら、ペットショップにいる小っちゃいうさぎ……、ミニうさぎって言うの? あれの白いのによく似てる」 「はあ……」  相変わらずポカンとしながら、僕は固まってしまった。  だって、どういう反応をすればいいというのだ……?         🐇

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