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第22話
カナメside
「サコン様。俺いきますね」
「ん…行ってらっしゃい…」
俺も南のものなので空間移動が出来る。
自宅に飛びサコン様の熱を冷ますため風呂に入る
このまま行くとサコン様の匂いに誘われ人が集まりすぎてしまうから
サコン様を抱いた日の毎回の日課だ。
1度そのまま出掛けたら色んな奴に囲まれて全員を相手するはめになった。そうしなければ皆己の熱で狂うから…
どこにいてもそいつらは盛ってくるようになった
その熱は俺でないと収まらない。サコン様の匂いは人にはわからないが強い。この匂いがこいつらから抜けるまでは相手をする必要があるのだ
幸い皆サコン様の匂いが抜け今は迫ってくるものは減った。
その間に俺に好意を寄せてしまったものも男女問わず居たが俺はその思いを打ち消す能力を持っている。
だからこそのサコン様の右腕なのだけど
サコン様に思いを寄せるものは多く必要以上に気持ちを持ってしまったものは嫉妬に狂い何をするかわからない。だから俺の能力も必要なのだ
制服に着替えて登校する
ミヤビがいる。ミヤビの匂いが強くなった…儀式をしたからだろう。
その匂いにつられ姿を見付け声をかけた
「ミヤビ」
ミヤビはゆっくりと振り返り険しい顔をした
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