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前編
ふと、甘いが僕にとってホッとする匂いが鼻腔をくすぐる。
横でもぞもぞと動いているのか違和感で起きてしまった。
彼のいつもの匂い、あたたかさ、そこに居るってだけで僕は安心してしまうのかまた眠気を誘われる。
「だめ、起きて。」
そう言われたって眠いものは眠い。
まだ寝ていたい気持ちが勝り毛布を頭から被る。
「そんなことしてもダメなものはだーめ。」
頭被っていた毛布の中に手を入れられ僕の鼻をつまむ。
「んっ、ぷはぁ」
耐えられなくなり毛布から顔を出すと、待ってましたとばかりに唇を奪われた。
「んぁっ、やっ...」
深い方のキス、僕のことを味わうかのように卑猥な音をたて何度もしてくる。
舌を絡ませたりなぞったり、次第に頭がクラクラとし、彼のことしか考えられなくなるほど何度も何度も攻めたてられる。
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