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第1話 プロローグ

「愛しているよ、亮」 「いや、来ないでっ」 「何故拒絶する?お前は  俺のものだろう?」 雅人は亮の手首を縛り付け 脚もM字になるようにしていた。 「今度は絶対に離さない」 優しく(とげ)のある声でそう囁いた。 まるで、(そそのか)すように――

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