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第1話
─── とある朝のこと。
さんさんと降り注ぐ 朝の陽を浴びながら、
スッキリした気分で目を覚ました。
『ん~』
あれ…?
目を開けてすぐに、ある異変に気づいた。
『んん?』
あれ…?
やけに天井が…遠い…?
『…ん~?』
気のせい…?
右に左に目線を巡らせる…と
『…え?
な、なんだ、これ!!』
慌てて飛び起きた。
目の前には…
果てしないベージュの世界が広がっていた。
遥か遠くに連なった白い山も見える。
一瞬、「砂漠に雪山!?」って思ったけれど
地面はどう見ても砂ではなくて
触ってみると布っぽい。
……布?
んん?…もしかして…
恐る恐る座ったまま後ろを向くと
想像してたモノが…
水色の四角い山が そびえ立っていた。
『こ、これは…!』
もしかしなくても…枕っ?!
俺の愛用の枕じゃね!?
『え?え?…ってコトは…』
水色が 枕
ベージュはシーツ
じゃあ、あの白い山は…掛け布団…?
『ってコトは…』
ここって、ベッドの上…?
『えぇぇぇ!?』
いやいや!
サイズ感、おかしいから!
なんで
寝てる間に部屋がデカくなってんの?!
ん?俺が小さくなった?
いやいや、
この際 そんなコトはどうでもいい!
なんで こんなコトになったんだ!?
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