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第1話

コンビニからの帰り道。 暗い道で倒れている人を見つけた。 まだ、子供のようだし声をかける。 「大丈夫?」 返事がないのでしばらく迷ってから勝手に連れ帰ることにした。 予想以上に軽く、苦労すること無く家に連れてこれた。 家について電気をつけてため息をついた。 いつもなら倒れてる人なんて無視するのに。 どうして連れて帰ってしまったのだろう。 靴は履いていないし、服は布を巻いた、というよりはおっただけ。 そして、すごく汚れている。 こびりついた土とたぶん、血。 身体をよく見ると、信じられないくらいの傷。 大きなあざや叩かれた跡、ナイフでえぐられたような傷もある。 足の爪は全てなかった。

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