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* 「あっ、あっ、こーへい……もう、イッちゃう」 「ん、イけッ……!俺ももうっ……」 「はぁッ、あ、いっしょにいこ……?こーへいっ……!」 「ああっ、イクぞ理音、イけ、ほらッ!」 「あっ、ぁあーっっ!!」 ・・・・・  あー、理音が可愛いぃぃ……!!俺の腕の中で悶えてて、死ぬほど可愛い。可愛すぎて死にそうだ。というか俺が死ぬのはこれで何度目だ?  仕事終わりに俺に会いに来てくれるのは嬉しいが、いきなり他の男の話をしだすなんて彼氏としては複雑極まり無いものがある。だから、わざとそっけないフリをして課題なんかをやっていたワケだが……。  そしたら後ろからぎゅーって!!理音が俺の背中をぎゅーって!!!  鼻血が出るかと思った。よかった、前向いてて。  あまりにも可愛いことをするから、我慢できずについ襲ってしまった。明日も早朝から朝練があることは俺も分かっている。理音がそんなつもりで俺の家に来たんじゃないことも。  でも、特に嫌がらなかったからな。理音も俺に抱いてほしかったんだろう(思い込み)。 「はぁ……はぁ……昂平も、きもちよかった……?」 ブッ!!  い、いかん!!理音が可愛すぎてつい脳内で鼻血が出た!!脳内なのに鼻血とはこれやいかに。俺の鼻が脳の中にあるんじゃなくて、妄想で鼻血を出したってことだ!! 「死ぬほど気持ちよかったぞ!!」 「はは、良かった……。でも、俺を残して死んだらダメだぞ?」  ……あああああああ!!!!!(言葉にならない)  今夜俺は、3回以上は確実に萌え死んだ。

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