7 / 12

第7話 二人の思いが通じたとき

俺は伝えるべきだ、好きだって。 でも告白しようとするとドキドキして緊張する。今日はテストで帰りが早かったから残ってもらうことにした。でも、あいつに合わせる顔がない。 「先生。残ってって言ったのに用事ないんですか?」 「ある分にはあるんだけど何と言うか恥ずかしくて。」 「嫌いなの?俺の事。」 「嫌いなわけないだろ?」 「じゃあ好き?」チュ 「こんな性格じゃなかったのにずいぶん甘えん坊になったな 「先生が好きだから甘えん坊な性格になっちゃったのかも。」 「好きだよ。隼人。」 「先生どうしたんですか?俺嬉しいんですけど。好きですおれも。」 「なぁ、隼人お前の事を啼かせたいんだけどいいか?」 「先生啼かせてください。いや、啼かせてもらってもいいですか?」 「いいぜって言っても初めてだけど大丈夫か? まぁ、優しくするよ。最初はあんなことしてしまったから。」 「気にしないでください。あれはあれで興奮したし、」 「じゃあ、始めるか。」 隼人と俺は、端から見れば可笑しい関係でしかも男同士は普通は付き合えない。でも二人の間に愛がある限り付き合えるはずだ。こんなにも思っている人に巡り会えて好きになった。 好きと言う言葉を言えるまであんな事をして凄い時間がかかってしまった。今は、生徒である隼人と教師の俺。これが恋人になれたらいいな。誰かが俺達を否定したっていつか二人を裂く人がいたとしても離れることはない。本当に好きだよ。隼人。 最初はあんな事をされて、嫌だったはずだった。触られたとき快感で。こんな事から恋に発展するなんて誰も思わないだろう。、先生と生徒イケない関係だけど出会えて良かった。嫌いだったのに今では大好きになっている。 ありがとう。深くに潜んでいた思いに気づかせてくれて。男女で付き合っていなくても男と男だって立派なカップルだ。いつか否定されても先生とは離れたくない。同じこと思ってくれるといいな。先生も。

ともだちにシェアしよう!