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第2話 敵国の王宮へ
「国王陛下、大将をお連れしました」
「入るがよい」
俺はの名前はルーク、年は20歳だ。
住んでいたカターラ王国と隣国の
アーイル王国はある領地を巡って
争いをしていた。何年も続いた争いの
結果、敵国であるアーイル王国が勝利を
勝ち取った。負けたカターラ王国の
王族の全ての人が死刑になった。
今俺が連れて来られたのは、敵国の王宮だ。
(どうせ、殺されるに決まっている)
ルークは何の期待もしていなかった。
14歳の頃から軍隊に入り、6年間で
大将までに上り詰めた。
(カターラ王国の為に死ねるなら本望だ)
そう思っていると、真ん中にある椅子に
座らされた。
「ようこそ、我が国へ。歓迎する」
手錠を付けられて何が歓迎だと思ったが
自分は今、奴隷も同然な立場なので
言わないことにした。
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