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第6話
好きな人が隣にいるのに助けられないだなんて悲しすぎる。お願いだからどうか目を覚まして欲しいんだ。
毎日お見舞いに来てるけれど、目はなかなか覚めてくれなくて考えたくはないけどこのまま僕は、想いを伝えられないまま、優さんは死んでしまうんじゃないかって、そんなのは嫌で嫌で仕方がないけれど、今は植物状態なのかってどうなのかはぼくには分からない。
所詮ぼくは他人だから優さんの主治医のひとに聞く義務があるのかどうかすらわからなくて、でも聞いた方が良いのかなって思っていても、
どうすれば良いのか悩むことしかできなかった。
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