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第202話

そうして部活を終えた瞬助が戻ってくる。 まずコウジの部屋に顔を出し… 「コウジ〜ただいま!」 いつもの陽気な笑顔で抱きしめてくる。 「おかえり」 身長が伸びていなかったコウジはとても陽気には振る舞えず微妙なお迎え。 「ん?どうした?」 そんな様子に気づいて聞いてみる。 「ううん、瞬、身体測定結果は?」 とりあえず、瞬助の身長が知りたい。 「ん?あるぜ、ここに!」 カバンから通知を取り出す。 そして、 「見てみろ、188㎝!!」 自慢げに見せてくる。 「えっ、マジで!?」 「ん?ほら見ろよマジだって」 身体測定通知をコウジに渡す。 「えぇー、」 数値を確認してがっくりする。 「なんだよ!もっと喜べよ、カレシが背高くなって格好良くなってんだからな」 「喜べるわけないでしょ」 自分は全然伸びなかったのに… 「なんで?そういうお前はどうだったんだよ」 「え、」 「少しは伸びたのか?背…」 「…伸びたには伸びたけど、」 「へぇ、良かったじゃんどれ?」 「……」 コウジはしぶしぶ通知を瞬助に渡す。 「え…、ん?…1センチ??え、マジで?」 それを見た瞬助はそこにある数字を二度見では収まらず三度見している。 「もう、返して!!」 なんだか悔しくなって通知を奪い返す。

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