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第268話
「そろそろいいかな?コウジ、こっち」
「ん、」
既に身体中が火照ってしまっているコウジだが、瞬助の求めに応じて起き上がる。
「ひとつになろ」
左脚と左腕を怪我の為あまり動かせない瞬助、そろっと下衣も脱いで、壁を背にベッドへ長座位になってコウジを待つ。
服を脱ぐと包帯剥き出しになって痛々しい。
「瞬助、」
色々不安で動けなくなる。
何度か騎乗位はした事があるけど、いきなり騎乗位は初めてなコウジ、だいたい一回瞬助とシて慣らしてからだったから、緊張してしまう。
「大丈夫だから」
「うん、」
怪我している足に触れないよう気をつけながら、瞬助に跨り両膝をつく。
「コウジ…愛してる」
キスを求める瞬助に応えて、熱い口づけを交わし…
「瞬、」
意を決して、勃起して硬くなった瞬助のモノを後ろにあてがえ、俯きながらゆっくり腰をおろしていく。
「ん、っ…ぁ、ぁ、ふ…」
太い先が胎内に侵入してきて、ナカを押し広げられる感覚に、短く息を吐きながらそれを受け入れていく、最初の挿入だからか前した時より入りにくい…
背筋をゾクゾクと足先まで痺れる感覚が走り…
「コウジ…ん、すご、」
コウジの温もりと優しい締めつけになんとも言えない気持ち良さが駆ける。
「ぁ、…深い、瞬助…」
半まで挿入されたが…
もうこれ以上入らないと気持ちが怖れて動きが止まってしまう。
「コウジ、」
「も…こわい、瞬っ」
「大丈夫、足、チカラ抜いて」
そう囁き踏ん張る脚を撫で、さらに腰に触れそのままコウジの前を掴み擦り上げる。
「ぁ、そ、ダメッ、あぁ…!」
かなり煽られていたソコは少し触れるだけでも敏感に快楽をもたらしてきて…
瞬助の手の動きに合わせて自然と腰が揺れて、繋がりあった場所からクチュクチュと淫らなオトが奏でられる。
「ん、えろ…」
「ん、ァ!おくに、奥にはいっちゃう」
腰が揺れるたび、少しずつ深くなる侵入。
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