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第270話
「気持ちいい?」
「ァ、ハァ…んっ、」
「もっと入るから、」
瞬助は右脚を曲げて軸に、コウジの動きに合わせて腰を突き上げる。
「ひァ、深いッ、あ、ダメっイく、あぁッ!」
その瞬間ズブリと最深部まで膨張した瞬助が挿入りこんできて、胎内をこじ開けられ痺れるような快感に抑えられず軽くイッてしまうコウジ。
瞬助の腹に白液が舞い散る。
「ん、イイっ、もっと…」
イく瞬間、入り口がキュッと締まり、ゾクゾクっと快感がかける。
ベッドのスプリングも利用しながら快感を逃さないよう更に腰を小刻みに突き上げ続ける。
「ァ、やァ…イってる、から…ちょ、待ってッ、ァん、ダメッ」
達した脱力感を感じる暇もなく…新たな刺激に身体がビクビク反応してしまう。
「コウジ、ハァ、最高…」
大好きな人が目の前で乱れる姿を見ながら、極上の締めつけ具合を感じて…
最高に気持ちいい…
「キスしよ、コウジ…」
一度動きを止めて、俯き気味なコウジに顔を寄せて口づけを求める。
「瞬…」
恥ずかしくてあまり瞳を合わせたくないコウジだけど、息をついて顔をあげる。
瞳が重なり、男前の顔がまっすぐ見つめてきて、ますます頬が紅くなる。
「かわいい…」
そのままコウジの後頭部を支えて口づけ、口腔内へ深く吸い付き、舌を絡める。
キスをしながら、再び腰を揺らし始める。
「ん、ふ…ぁ、んんっ」
ぐちゅぐちゅと太い塊にナカを摩擦され、余裕がなくなる。
熱い吐息と息遣いがキスの合間に漏れて…
2人の興奮を高めていく。
「ハァ、イイっ、イキそ…」
瞬助はぽそっと呟き、左手でうなじをくすぐりながら、
右手で器用にローションを足して、コウジに擦り付けキュッと前を扱き上げながら、より深く突き上げていく。
「ァっ、だめっ、ん!深い、ぁァ、ん!」
性感帯と、後ろと前、同時にくる快感にビクビクっと身体が震え、突き上げてくる瞬助をいっそう締めつける。
「やば…、ンっ!ハァ…コウジ、」
ぎゅっと片腕でコウジを抱き寄せ、ぶるっと震えながらコウジの胎内に熱い性を解き放つ。
「ハァ、ハァ…」
熱い呼吸が重なる。
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