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第271話
「ん、ハァ…瞬、一回抜いていい?」
激しい動きが止まって、息を吐き瞬助に身体を預けながら聞くコウジ。
「ダーメ、まだ繋がっていたい」
あっさり却下される。
「瞬、」
「もっと攻めたいのに、片足だけの力じゃ上手くできなくてもどかしいな…」
「え?」
「コウジのスイッチ入れたいのに、」
上手く前立腺を攻められない。
「それ、入れなくていいよ、おかしくなって、自分で自分が止められなくなりそうだから」
瞬助が言うスイッチかよく分からないけど激しくされると快楽に呑まれてしまって、自分じゃなくなるような怖さもあるし、終わったあとの脱力感は半端ないから…
理性を保ってないと怪我してる瞬助に無理させたらいけないし今日は普通にして終わりたいのに…
「なんで?止めなくていいし、おかしいことなんかないから、コウジも気持ちよくなれる方がいいだろ?」
「でも、あれはすごく疲れるし」
「SEXしたって感じがしていいだろ?俺はスイッチ入ったコウジもエロくてめちゃ好きだけど?」
「今日は瞬助に無理してほしくないし…」
「ありがと、正直足の怪我、傷口開いてもいいから自由にやろうかとか、半分くらい思ってるけど、」
「ダメだよ、治りが遅れたらどうするの?」
「だよなー」
「無理するなら、今日はもう終わりに…ふ、ァ!ちょ、まだ動かないで…」
話の途中で、瞬助は緩く腰を突き上げてきて、再び胎内の圧を感じて震えるコウジ。
「えー、そろそろ待つの限界になってきたんだけど」
コウジのナカは温かくて、内壁がまとわりつくように波打ってかなり気持ちいい…更なる快感のを求めたくなる。
「今日はあと一回したら終わりにしよ?怪我してるし」
そうさとしてみるけど…
「うーん、終われたらな、とりあえず続き!いつもなら体位変えたいとこだけど、」
曖昧に答えて、コウジの身体に触れていく。
そしてコウジの細い腰を持って前後に揺する。
「ん、ァ…ぁ、ナカ…」
繋がりあっている場所から淫らな音が漏れる。
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