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第272話
「そのまま後ろに手をついて、両膝を立ててみて、」
「え?…ハァ、こう?」
瞬助を含んだまま、指示した通りに後ろへ手をつきややのけぞった体勢になる。
「これで、少し攻めやすいかな、いくよ、」
瞬助はコウジの身体を下から両手で支え、少し尻を持ち上げて、出来るだけコウジの前立腺を突き上げれるように狙って腰を揺らし始める。
「んッ、ァ、や、待って!ぁァッ!」
揺れるたび、グリッグリッと前に当たり、全身を痺れさせ、おかしくなりそうな感覚が押し寄せてくる。
「ん、ハァ、ここ?アたってるな?このまま…」
スイッチ入れてやる。
「あァ、だめ、も…おかしく、なりそうだから、待っひぁ、アァ、激しッ、」
さらに激しく揺さぶり始める瞬助、パチンパチンと身体を打ちつけ、ギシギシとベッドが軋む。
「ぁ、ぁッ、だめ、だめッ、ァ!いく、ふァぅ、んんッ」
ぎゅっとシーツを掴み、悶えながらビクンビクンと身体が震えるコウジ。
同時に目眩のするような快感が全身を駆けめぐる。
「ッ、入った?すご、ぁ…きもちい、ハァ、」
きゅーっと中心を締めつけられ、瞬助もコウジの変化を感じ取り、短く熱い吐息を零しながら更なる快感を求め、腰を揺らし続ける。
「ぁッ、あぁ、イイっ、ァ、ィってる、だめッ」
その気持ちよさを求めて勝手に腰が揺れてしまう。
「ハァ、ヤバイ…」
気持ち良過ぎてまた射精感が湧き起こる瞬助。
一旦、腰の動きを止めてやり過ごそうとするが、スイッチの入ったコウジはそのまま腰を揺らし続けて快感を煽ってくる。
「ん、ぁ…コウジッ、くッ…っ」
イきそうになるのをなんとか堪える瞬助…
ぎゅっと腰を抱き、一瞬コウジの動きを抑え込む。
「ハァ、瞬…」
「コウジ…」
まだ足りなそうにうっとりした顔で見つめてくるコウジに堪らず身体を引き寄せ口づけ、深く浅く絡み合う。
「ハァ、あ…、ん、もっとおく、おく気持ちいい、」
コウジは自ら腰を揺らし、快感を煽りながら、
時折、イイ場所にアたると、びくっと震え悶えるコウジを見つめ、更に興奮は高まっていく。
「えろ過ぎ、ハァ、っ、やば…」
そっとコウジの乳首を扱きながら、快感の波に委ねる。
「ぁッん、僕、おかしい、止まんないっ」
「大丈夫、ハァ、おかしくないって、もっと気持ちいいトコ当てて、俺の代わりに動いてイイから」
自分が思うように動けないことをもどかしく思いながらも、時折深く突き上げてさらにコウジを乱れさせる。
「ァッ、深、あァッ」
「くっ、ん…ッ!」
突き上げた瞬間、ビクビクッとタイミングよく締め上げられ、堪えられず達してしまう瞬助。
「んっ、ハァ瞬ッ」
コウジは快感が途切れないよう、そして自分が動いてあげないとという気持ちからも、そのまま小刻みに腰を振り続ける。
「コウジッ、待って…ッ」
射精後すぐ続けられる自分のタイミングとは違う動きに腰が引けるが思うように動けず、そのまま刺激を受け続ける。
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