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第2話《友達のキス》

医科大学付属高校専用コハク寮202号室。 それが、この春から僕の住んでいる場所… 学校の寮の中ではイイ部屋の部類に入る。造りもマンション並。 入ってすぐバス、トイレ、小さいダイニングがあって、なぜかキッチンもついている。 (食事は学生食堂を使うから) そして、奥に個室がふたつ。 その個室部屋の右側を、僕、楠木コウジが使っていて、左側を同じクラスの、幸田瞬助が使っている。 でも…その幸田とは、今…気まずい状態。 幸田の考えている事が、わからない…ううん、分かってるけど認めたくない。 幸田は…どういうつもりで僕にキスなんてしたのかな… その、はっきりした理由も聞けないまま、気まずくなって…ここ数日は、幸田のいるコハク寮に帰っていない。 でも、このままじゃ、駄目だよね…ホント、どうしよう。 「…ただいま」 帰ってきた場所は自宅。 「なんだ、コウか…」 リビングのソファから僕の姿をみて期待はずれのように言葉をだすのは、僕の兄貴の楠木アキラだ。 「悪かったね、ルードくんじゃなくて…」 その態度になんとなくムッとして言い返してしまう。 「うるせー」

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