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第197話
「そんなに激しくしないから、な!」
さらに笑顔でお願いしてくる。
「うーん、昼間だし廊下誰が通るか分かんないし…」
「大丈夫!なんなら俺がAV観てたって言ってくれてもいいし!」
「普通そこまでしてシたい?」
自分の価値下げてまで…どうしようもない彼に何度目かのため息。
「したいです!」
そんなことはお構いなし、イケメン面を爽やかに微笑ませて答える。
「はぁ…もう、瞬助には負けるよ」
「じゃシてもいい?」
そうたたみかけてくる。
「……、一回だけね」
たっぷり考えてぽつり。
「よっしゃ!コウジっ」
瞬助は早速コウジを抱き寄せ、ベッドに押し倒し、ちゅっと口づけ。
「あ、激しくしないでよ」
結局瞬助の願いを聞いてしまう僕ってかなり甘いのかな。
ココロの中でぼやきつつ瞬助に注意する。
「分かってるって」
すでに自分の上着を脱ぎながら、コウジの服も脱がしにかかる。
慣れた調子でシャツをまさぐり、コウジの乳首を弄りながらキスを降らす。
「ん、っ…」
巧みに性感帯を刺激して、煽っていく。
熱く口づけを交わし、口腔内で下が絡み合う。
「ハァ、っん」
昼間ということもあって、人が来るかもしれない危機感から声が漏れるのを抑えようと、頑張るコウジだが…
瞬助は慣れた手つきでコウジの身体を解いていき…
否応なしに紅潮する頬…
「可愛い…」
その表情を見つめて自然と零れる言葉。
「んッ、ァっ…ん!」
前も弄りながら、後ろを刺激し、ゆっくりと指を胎内へ潜り込ませ、前立腺を内側から刺激する。
「コウジ…好き過ぎる」
衣服をはいで、色めいた息遣いのコウジの名を呼びそう囁く。
「んっ、あんまり…、っ、んぁッ」
「ん?」
攻め手を緩めながら窺うように見つめる。
「ハァ、あんまり、名前呼ばないで…ハァ、」
「なんで?」
「もし、誰かに聞かれたら…」
「大丈夫、そんな大声じゃないし、」
「でも、ァ!やっ…んッ」
さらに後ろの窄みへ、指を二本に増やし、ナカをぐちゅぐちゅ出し入れし、慣らしていく…
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