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第200話

「馬鹿じゃございませんよー、大好きなだけ!」 そしてまたもやスキンシップをはかってくる。 「……も、離して服着るから!」 こんなおばか瞬助にヤキモチ妬く方がバカかも知れない… そんなふうに漠然と思ってしまう。 「イイじゃんそのままでも」 「いいわけないでしょ!」 裸のままでいられるわけない、特に瞬助の前では! コウジの周りに怒りマークが飛ぶが… 「なんでそんなに怒りっぽいんだ?セロトニン足りてねーのかな?」 首を傾げ飄々と言ってのける。 「っ、はぁ…」 お前のせいだろ!と、言い返したかったが、全く自覚ナシの彼に呆れの方が上をいき、それはため息に変わる。 「ん?なんだよ、」 「瞬も服着て、勉強続きするんだから」 「あ!そうだ、身体測定の危機を回避する方法を考えねぇと!」 「まだ言ってるのか…」 コイツは… 「あ、コウジだけ体操着でやるとか!」 「いや、無理だからね、それ…、目立つの嫌だし」 「むー、これは難題だ!」 「おバカすぎる」 難問の数式スラスラ解けるくせになんでこんなにもおバカなのか、コウジのため息がなくなる日はないのだった。 《ヤキモチ》終。 《測定ケッカで》に続く。

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