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※バレンタインデート→sideT
はっきりいって、気に入らない。
康史以外のヤツに触られるのも、上から見下ろされるのも。
ムカつくけど、まったく身体の自由が利かない。
身体は熱くて力が入らないし、呼吸も荒くなってきている。
「ヒダカちゃん、カレシ調教済みじゃないの?かなり生意気な目付き。気に入らないわ」
ガチャガチャと道具を置いて、串崎という店長は俺を値踏みするような目を向ける。
「記憶ないから、その辺はよく分からないけど。でも、トールのことは調教なんかできない気がする」
「じゃあ、服脱がしてあげて。この子、アタシの言うことは聞かないだろうから」
俺の目付きにチラッと視線を向けるので、ギリッと睨み返すと嘆息しながら康史に促す。
こいつは関わっちゃいけない匂いがする。
「ヤス、こんなとこ、で、ようぜ」
呼吸もおかしくなってるし、何故か自然に腰も浮いてしまう。
「大丈夫だから、サイズ測るだけ。服脱がないと、測れないだろ」
康史に諭すように言われ、カチャカチャとベルトを外され下着ごとズボンを引き抜かれる。
すっかり中身はビキビキに怒張していて、しっかり主張してしまっている。
「身体のサイズ以上に立派なのね。でも、もうお漏らしして悪い子ね。ソファー汚れちゃうから、こっちにお座りなさい」
命令口調にカチンとくるが、ぐっと力強い腕に腰を掴まれ、オブジェだと思っていた開脚用の椅子へと移される。
カチャカチャと椅子のベルトに拘束され、俺は焦って再度店長を睨み上げると、
「威勢がいい子ね。ちゃんとおとなしくいい子にしてれば、すぐ終わるわよ。ま、おちんちんにも飾りつけちゃって、可愛いわね?」
ちんこのピアスを指先で弾くのに、イラッときてカッと頭が熱くなる。
「…………触ンじゃねェ」
身体は熱いが大暴れ出来ないほどじゃない。
だけど、どこか嬉しそうな様子でこちらを見ている康史を見ると、暴れまくるわけにはいかない。
「あら、こわい」
「トール、大丈夫。ちょっとサイズ測るだけだから」
康史はシャツを脱がして俺の足をとると、ぐっと開かせる。
見られるくらいは、今までもあったし抵抗はないんだが、店長の雰囲気がかなりいけすかない。
「ヒダカちゃんには、素直で良いコなのね。かわいらしいじゃないの。いじらしくて忠実で誰もが欲しいと思うパートナーの理想ね」
メジャーを手にして、俺のちんこに巻きつけサイズを紙に書いていく。
「トールのことを完全に支配できるなんて思ってないけど、こういうのは興奮しちゃうかな」
キラキラした表情の康史を見てしまうと、ついつい嬉しくなってしまうのはいつものことだ。
カリにメジャーを回され、それだけで我慢汁が溢れてしまう。
羞恥はあるが、熱が高まってたまらなくなってしまう。
「おちんちんの大きさは測ったから、今度はこっちね」
シュルシュルっとメジャーをしまうと、分度器のついた棒状のものを取り出す。
嫌な予感がして、ちらと康史を見ると俺の頭を撫でて、衝撃的な言葉を放つ。
「トールの中を測って、いい場所にあたるモノを作らないとね」
な、どんなパンツ作る気なんだ。
嬉しそうに俺のアナルに指を這わせる康史を、俺は眼を見開いて見上げた。
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