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※【番外編】やくそく

ずるっと体の内部から康史が出ていき、頭の中がぼんやりとして、意識も殆どない状態になっている。 最近は加減をしてくれているのか、ここまでせめたてられることは久しぶりだ。 「トール、大丈夫か」 縄を解きながら、康史は心配そうに俺の顔を覗きこむ。 この表情が好きだなと思いつつ、縄を外され一気に血流がめぐる痺れに身が震える。 「あ、ッ、あっ、はあ.....っンン」 全身から力が抜けてしまっていて、脚を開かされると尻の隙間から白い液体がとぷとぷと溢れ出している。 「誕生日のやくそく、楽しみだけど心配」 目を細めて身体を濡れタオルで拭いながら、康史は俺の頭に唇を落とす。 イベントとやらがなんだかよく分からないが、あのオカマの店だしなんとなく予想できる。 キスを唇にして欲しくて俺は頭を仰向けて、康史の唇に近づける。 「んッーーッ、ふ、ン」 唇が重なって舌先がゆるゆると蠢きながら内部に侵食してくる。 「ただ.....自慢したいだけなんだけどね。トールがカッコイイし可愛いから」 再び熱くなる身体を、康史はゆっくりとタオルで拭って囁きかけるのに、俺は緩慢に頷いて疲労感で目を閉じる。 自慢したいと言われるのは心地いい。 全部くれてやったのだから、そんなに心配する必要なんてないんだ。 「やす......たんじょうびには、ぜんぶ.....してやるから」 唇を離したところで、そう告げると俺はそのまま意識を落とした。

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