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※遊園地→sideT

…………ヤバイ……ッ ベンチから立ち上がる瞬間に、俺の背筋から電撃のような感覚が突き抜け、花火を見上げた瞬間に全身がビクビクと痙攣する。 ッイッ……てる……ッ 口を掌で押さえてガクガクする膝を意思の力で押さえつけて、全身に回る快感の波を抑える。 目の前を電飾のキラメキがチャラチャラと通り過ぎていく。 ケツの中に入っている飴が動く度にごりごりあたるし、溶けだしているのか、穴からべとべとの液体が太股を伝って垂れ落ちてくる。 目が霞むし、前は張り詰め過ぎて痛くておかしくなっている。 「トール、トール?聞いてる?」 「…………あ、ああ。…………お、れ……っ」 もうダメだと切なすぎて伝えようとして、康史の笑顔にぶつかる。ああ、多分まだ、許してはくれなそうだ。 「ちゃんと聞いてね。……アッチの花火と、このダンスのコラボが、今の限定なんだよ」 正直どうでもいいが、頷く。 「…………もう、すごいエッチな顔してる。キスされただけで、ホントにだらしないな」 絶対、そんだけじゃないだろうと思うが、俺にはそんな余裕はもうない。 「…………やす、もう、むり……がまん、できない。おねがい……やす」 情けなくも、俺は精神的に追い詰められて、康史に懇願する。 「そうだね、もうすぐ、パレード終わるしね」 俺の腰に腕を回してきて、唇を耳元に寄せる。 「でも、最後まで我慢できなかったんだから、お仕置きだよ。それでもいい?」 誘うような視線で、俺の股間を太股で撫でる。 それだけで、ビクビクと体を震わせて思わずアナを締め付けてしまい、飴が飛び出して足元にころんと落ちる。 「…………どっちにしろ、お仕置きだね」 嬉しそうな顔をして、俺の腕を引いてエントランスに向かう康史に、歩く度に熱くて仕方がなくなる身体をひきずりながりついていく。 「も、ぉ、いいから…………はやく……やすっ」 頭の中は、もう、はやく突っ込まれたいという、淫蕩な気分で満たされていて、それ以外のことはどうでも良くなっていた。

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