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※お仕置き→sideT
「なあ、記憶戻ってから、初めてなんだぜ。トールとするの」
髪を撫でながら、ふーと息をついて康史は俺を熱っぽく見つめて苦悶を他所に語りかける。
「…………途中、だったしね。あの時の、オシオキがさ」
確かに。
康史が、記憶をなくしてしまったので途中と言えばそうだったなと思い出す。
お互い様っていやあそうかもだが、俺は2回目だしな。釣りがきちまう。
最後に記憶があんまりねえけど、康史に抱いてもらった気もするし。
「せっかく、かなり追い詰めて調教してたのに、頓挫しちゃったからね。続きみたくさせて……」
首を傾げて可愛くねだられると、俺はもう呂律もまわらないので、頭をたてに振って頷くしかない。
首輪につけたリードを牽かれて、広めの浴室の方へと連れていかれる。
「トール、これからすることは、すごく気持ちよくなれるから、ちゃんと覚えておいて」
タイルの貼ってある浴室に入ると、歩くのがやっで這う俺の後ろ足に、康史は脚をひっかけて転ばして仰向けにする。
いてえ……し、ちと、つらい。
前も後ろも塞がれて八方塞がりとはこのことか。
少しの刺激ですら、快感へと擦りかえられちまうのか、顎を上げて唇をはくはくとさせるのが精一杯だ。
「ンッく、はあ、…………う、いて、えて…………」
涎が溢れ出して止まらず、肌を震わせながらも康史を見上げると、康史は靴下を脱いだ足の裏でざらざらと俺の破裂しそうなペニスを踏み付ける。
「ッひ、アッ……ッや、く、…………ッあッい、て、こわっ……れるッ」
全身が痺れて仕方がないのに、強い刺激に浴室に悲鳴を響かせる。
殴られても声なんかあげたことねーのに、今はちょっと踏まれただけで、刺されたかのような声をあげちまう。
「覚えて。トールはちんこ踏まれると気持ちよくなっちゃうんだ。ほらね、もう顔もきもちよくてとろんとしてるよ」
康史は何度も言い聞かせるように、洗脳するかのように俺の体に染み込ませていく。
ドクドクと心臓が脈打ち身体が熱くて仕方なくなってたまらなくなってくる。
このまま。
壊して、ほしいという、願望が、もたげて、俺は求めるように腰を押しあげて、康史の足の裏に擦りつけ始めた。
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