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※ご褒美→sideY
飴でもしゃぶるかのように、東流は唇を窄めて俺のペニスをくわえこんでしゃぶり、両脚を開いて3本の指をアナルに入れていやらしく抜き差しを繰り返している。
頭の裏を抱えて、喉の奥までディープ・スロートで犯しながら、グチョグチョと濡れた音をたてて、慰める姿に扇情されつつ俺は東流の顎を掴んで顔を覗きこみ、上に掲げて奥で射精をする。
何度も注ぎこんだので、飲む力もなくなったのか、唇とペニスの隙間から泡立った白い液体が溢れ出す。
「ンッ……っは、あ、ふ、んンンンッん……う」
ズルズルと引き抜いて萎えて汚れたペニスを、唇に押し付けると開いたままの唇が、奉仕をしようとちゅっちゅっと吸い付く。
意識もほとんど、限界だと思うのに。
「トール…………いいこ。ごほうび、あげるよ」
頭を撫でて腕をとると、アナルにハマった指を抜かせるようにひく。
「あ、あ、あ……あ、う……や、あう……うう……あう」
完全に溺れ切った表情で、切なそうに腰を揺らして刺激を求める姿に、俺は息を呑みながら、玉袋をくくったシリコンを外してやり、
「トール、大好きだよ。沢山キモチよくなっていいからね」
逞しい両脚を肩に引っかけて、ゆっくりとトールの柔らかい箇所へと埋没させる。
ユルユルに熱をもった肉は、ペニスに優しく絡み付いてきゅうきゅうと締め付ける。
「ンンンッあ、あ、ああう……く、る……ッ、ああくるっ……ひうう」
中に入れただけで、白い液体がびゅくびゅくと腹に出される。
「トール、覚えて。これが、ごほうび。キモチいいだろ?」
腰を回しながら、蕩けきった肉穴を抉り前立腺をつつきまわす。
「ひ、あっ、あ、やす、あ、あああう、ひ、ひもひ、いいっひ……っいく、い、ああ……きも、ひひい……っよ、ぉ、ああ」
括約筋が俺の根元を食むように締め付け、全身が痙攣を繰り返して歓喜しているようだ。
東流の快感をすべて支配しているような感覚。
「トール、キモチいいだろ。ヤラシイのちゃんと俺に全部みせてよ」
脚が俺の腰にまわり自ら求めるように腰を引き寄せられる。
腰をくねらせて俺のペニスを更に内側へとひきずりこむ。
「ひ、ああう、……っ、や、ッ…お…うく、……おく…………っ、お、かひ……て……っ、あああ、きも、ひい……っよお」
ぶっ壊れた表情で、呂律がまわらない言葉で貪欲に快感を求める姿にいいしれない興奮を覚えて、激しく突き上げる。
「トール、トール。俺は、トールを……壊したいくらいあいしてる」
「ひあ、あっ、あっ、やす、……ぁああああッ、こわッ……ひて……ッはああ、ッあああッう、こわっ……て……いいっ……ッああああ」
嬌声を響かせながら俺に手を伸ばして、抱き寄せる腕は強くて、あたたかい。
更に深く、奥まで貫き、俺は愛を注ぎ込む。
なあ、壊していいとか、簡単に言うなよ…………俺らは、ずっと一緒にいるんだろ。
たとえ、それが、俺の希みでも。
危うすぎて怖くなるよ。トール。
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