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※ 【番外編】おくりもの →side Y
完全に頭の中の理性ねじがぶっ飛んだらしく、抱きしめた東流は甘い吐息を漏らして俺の胸の中で身体を震わせ喘ぎ続けている。
誰より強く守ってくれる存在を、いま、庇護下に置いていることに、ひどく興奮している。ひねくれまくった俺の性癖を受け止めてくれている、愛しい存在。
「トール、かわいい…………よ。少しだけ、楽にしてあげる」
顎下から鎖骨にかけて、少し強く肌を吸って鬱血して紫色になるまで痕を遺す。
こんな俺に好かれなければ、何を苦しむ必要もなく生きていけるのに。
それでも、俺を選んでくれる。
ペニスに挿した蓋つきの尿道プラグを引き抜いて、玉袋を押さえたベルトの金具を外して拘束を緩める。
「…………っ、ん、や…………ンは…………」
甘い声をあげて、精液を先端からドロドロと溢れさせる。
ペニスの先端につけたピアスを指先で捏ねると、少しだけ溢れる速度はあがるが、中にはめた拡張プラグのせいで、飛ばすことはできず、もどかしそうに必死に腰を浮かせる様子に興奮して、俺は腰を浮かせて充分に育った分身を、トールの唇に押し付ける。
「舐めて」
優しい口調で命じると、唇をずらしてチュッと吸い、目を伏せいつくしむように唇にふくんで、首を動かし飲み込む。
シーツをドロドロと溢れる精液によごして、喉の奥までくらう様子が扇情的で、頭の裏を押さえて腰を振って穿つ。
苦しげに眉を寄せながらも、恍惚の表情を浮かべて舌を絡める
東流を支配している気分で、ごわごわする髪を掴んで喉の奥を貫く。
激しく身震いをして餌付くように腹を震わせ、逆流に耐えようとしている様に、劣情が溢れて止まらない。
ねえ。
どこまで?
どこまでなら、オマエは俺を、赦すの?
限界がわからなくなる。
すべて壊してしまったら、後に戻れなくなったら?
こわくて、仕方がないのは俺自身だ。
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