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※【番外編】新生活祝い→sideT

なにもあげないと言われた途端に、身体の中は逆に熱をもってズクズクと疼きはじめる。 以前に東山にローションを注がれたことはあったが、おもちゃをねだらされるのは、なんとなくイヤな気持ちでいっぱいになる。でも、それ以上に身体は、欲しくてたまらなくなっている。 「………ねえ、日高、ココ剃ってるの?」 東山は俺の剃っている股間を指さして、興味深そうに首を傾げる。 「1回剃ったら、チクチクするのか、それからずっと剃ってるよ、いまは少し生えてきてるけど…………ヒガシ、剃ってみる?」 「ん、そうだね、あとでね。…………うわ、ちんこにもピアス?前にみた時より、すごいな」 何に対してそう言っているのかわからず、じくじくと体を苛むような熱にじれる。 「…………やす……ッ…………も、…………ッなか、ほしい…………」 「おもちゃ持ってるのは、俺じゃないよ。頼む相手が違うでしょ。大丈夫だよ、俺がいいって言ってるんだからさ」 指先でアナルの淵を撫でながら、意地の悪い笑みを浮かべる。 こうなったら康史はスイッチが入ってるので、テコでも動かない。 確かに見るのは構わないって言った気はするんだけど、参加されるのは違う。 「…………も…………、や……やす……ッ……ヤダ………ヤダ…」 「もう、我慢出来ない?おまんこが口あけて、はくはくひらいてヤラシイね。そんなに、ほしいの?…………だったら、言う通りに、ヒガシにお願いしてよ」 東山が手にして、俺に見せつけるようにローションを垂らしているゴツゴツしたバイブは、康史に何度も使われてその感覚は身体が覚えていて、俺は喉を鳴らす。 「…………ッ…………く………う…ッ……」 康史は、俺が快感への誘惑に流されて屈するところを見たいのだろう。 「素直になっていいよ。俺が赦すんだから…………ね。ね、いいでしょ?」 康史は甘い声で囁き、俺の意思を奪い取ろうとする。 「いやらしくて、あさましくてエッチで可愛いとこ……俺に見せてよ」 頭を撫でられながら、くちゃくちゃと耳ごと口に含まれて、しゃぶられると、背筋から痺れが伝い自然に腰が浮いてしまう。 「……ッ……ッなか…………あ、おもちゃ…………ッ……ほし……っ、お…………ねが……い」 東山は迷うように、バイブの先端を俺のアナルの隙間に押し付けて、頭の部分を割り込ませる。 「…………ッく……あ、…………ッいれ……てッ……あ……ッ」 「東流、誰にお願いしてるの?玩具はこれ?どんなカタチなの?」 押し付けるだけで、それ以上進めずに首をかしげて俺をみる。 入ってくることを期待した体は熱を滾らせて、頭のネジがポンと弾け飛ぶ。 「…………ヒガ、シ…………ッ……ちんぽのごつごつの……おもちゃ…………なかっ、おくっ………ッ…つっこんで…………」 俺はしゃくりあげながら、東山におもちゃを懇願し、ずぷぶっと待ち焦がれた身体の内部を満たす太い玩具を飲み込み、緩やかな振動を感じながら快感の波にさらわれた。

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