64 / 405

※すべて、この手に →sideY

通販を見ていて、我慢できずにもうひとつ余計にピアスを買った。ピアッサーも一緒に買った。 俺も、東流の体にピアスを開けたい欲求というものがあった。 手にしたピアスを消毒液を塗って、ぼんやりとしている東流に見せ付ける。 ちょっとはびびってくれればいいかなと思ったが、東流は俺を見上げて頷いた。 まったくびびってくれやしない。 怪我したばっかだし、あんまり痛い目ばっかみせるのもな。 そんなふうに腹くくられちゃったら、ちょっと愉しみ減っちゃうし。 「そうだな、トール。こういうのは記念日とかにしようと思うから、今日はやめとくか。トールの18歳の誕生日に………してもいい?」 「ン、あ?別にそんなもったいつけんでも、今すぐでもいいぞ。俺の誕生日………2月だしさ、結構先だぞ」 どうして、まったくこーなのかね。この男は。 まったくこういうことに怯みやしない、鉄の心臓の持ち主。 たまに臆病風にふかれたと思ったら、いきなり別れを切り出すし。 ったく、極端すぎんだよ。 「えっと、一応なムード的なものもね、あったほうがいいかと思うんだ。18歳になったら、ここにつけていいかな」 俺が、すっとペニスの先端の割れ目の下あたひに爪先をたてると、ちょっと驚いたような表情にぶちあたる。 「おい…………そこにあけるのか。俺ァ、てっきりヘソとかと思ったけど」 怯んでいるようではないが、なんだか戸惑っているようだ。 先っぽに馬蹄のものを入れたら、挿入する方にはなれない。 本当に俺にそっちの権利をすべてを明け渡すということだ。 「イヤか?」 「…………いや、別にイーヨ。全部オマエのもんだ。どこでも好きに開けてイイ」 即答である。 まったくもって、どこまで俺のために差し出してくれるのだろう。 本当に……可愛いすぎるよ。 「ほんと…………全部くれるんだね。じゃあ、今日はまず俺はトールを俺のメスにするからね」 俺は買った道具の中からシリコンの尿道ブジーを取り出すと、東流のペニスを掴んで視線を返す。 東流は、ブジーを見やり眉をキュッと寄せて少し嫌がるように身体をこわばらせた。 もしかしたら、もう使われたのかもしれないと表情から予想ができて、少し残酷な気持ちになる。 「メス?」 「そう。射精して感じるんじゃなくて、突っ込まれるだけで感じられるようにこれで射精を塞ぐんだ」 そっと先端にブジーの先端を挿し込もうとめりこませる。 「…………、ッァ――ッく………っい………ェ…ッあ、あ、、、」 眉を寄せる姿が扇情的でたまらなくなるが、思ったような引っ掛かりはなく、ブジーは尿道にのみこまれていく。 痛みに快感を覚えているのか、足の指先が反ってぴくぴくと内股が痙攣している。 「俺のメスになれる?」 開発済なことに、少し気は削がれたが、開いた脚の隙間のアナルが反応して腰が揺れ出すのに興奮を覚える。 「……なれッから……………オマエの、メスにして……くれ」 じわじわっと貫くほうが楽しいのだが、あんまりにも必死な東流の形相におもわずぐぐっと一気に奥まで突き刺す。 「―――っひい………っくうう………うううう」 ペニスに串を刺されて声をあげる東流の姿が、本当にたまらない。筋肉が痛みに隆起して震えるのも、痛みに快感ににた波動を覚えているような表情も。 俺の与えるすべてを、受け止めようとしてくれる。 「トール、脚開いて」 耳元でささやくと、異物感に震える体を押すようにして、長い両脚を立てて拡げる。 「トールはもう、俺のメスだからココだけで感じて」 開いて晒されたまだ乾いた窄まりを撫でる。 「……っ…………つ………はあ………はあ………ぅ…っ………ッあ、ああ、」 「ちゃんと感じさせてあげるよ」 ローションのボトルを手にしてゆっくりとアナルの周りを濡らしながら中指をぐっと挿し込む。 ぬっちぬっちとはしたない音をわざとらしくたてて、指を肉筒の奥へと入れて緩くかき回す。 「……うん…………んっ、はあ………ヤス、…………う、あああっ、……ッあああ、ひ、イイッ…」 声をあげて鳴き始めたトールに気をよくして、もう一本指を添えるように入れてゆっくりかき回しはじめた。

ともだちにシェアしよう!