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※埋め合わせ →sideY

とりあえず重たい東流の体から着たままの衣服をはぎとった。 ちゃんと着替えようねと囁くと寝ぼけているのか、協力的に脚をあげて脱がされてくれる。 全裸にすると萎えて力を失っているペニスへ、コックリングを嵌めて脚を横に拡げる。 まったく起きる気配もないが、まあ、海であんだけ動きまわれば、仕方がないだろう。 したくないのかな。 あんまり、性欲めいたものは東流からは昔から感じない。 拉致されて以降、東流の体は非常に敏感になったとは思う。 痛みにもひどく感じるようになっているし、我慢が効かなくなっているのか、最近はひどく切ない表情を浮かべるようになっている。 それが全部自分の手でおこなった結果でないのが悔しいが、それは仕方がないことだ。 それを嫌だと思ったら、きっと彼は俺の手を離してしまう。 だから、俺がこれから彼を開発して毎日自分からおねだりしてくるくらい、淫乱になればいいのになと思う。 性格上できないだろうけど、そこを崩してねだられたらたまらない。 ぐっすりと眠っている全裸の東流の体を撫でて、黒い布を東流の目許にまきつけていく。 涙目になる顔も、ゆがんだ表情も見えなくなるのは惜しいけど。 開かせた足の隙間に、ローションに濡れた指をゆっくり押し込み、入口を撫でて柔らかくする。 くちゃくちゃとイヤラシイ音が響いて、東流の唇が少し開いて呼吸の間が少し狭まる。 これからしっかり、約束した埋め合わせしてもらうからな。

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