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※見上げれば、青空 →sideT
康史は俺の様子に、ずるっと制服のズボンと下着を引き下ろして、フェンスに体を押し付け、俺の片脚を腕に抱えるとすっかり濡れたペニスから零れる体液を掬いとった指の数を増やしてぐちゅぐちゅっ音をたてて指をかき回し始める。
指の動きに合わせて、俺の腰はたまらないとばかりに揺れ始める。
「……く……うう…………ッや、だ、ンンンっ……うう」
見上げる曇り空がほどけはじめ、だんだんと日の光が差し込んでくる明るさに、外で行為をおこなっている事実をまざまざと思い知らされる。
追い詰めるように奥を擦っていた指が、俺がギリギリまで昂ぶったのを確信してずるっと浅いところまで戻され、括約筋をゆるゆると撫で始める動きに焦れて俺は腰を押し付ける。
それじゃ、たんない。
そんなんじゃ、届かない。
「あっ、ああ……ヤス…ッ……っつうう……ッあ、ハッ」
「どうしたの?トール、こんなとこでヤんの……嫌なんだよね」
耳たぶをちゅっぱちゅぱと煽るように舐めて、意地悪く耳元でささやく。
本当に、ドエスで最悪なヤツだけど、そんなヤツが好きなのは仕方がない。
こうやって、意地悪に嬲られても感じてしまうのは康史だけだから。
「……も、う、……ヤスのが…………ほしい」
誰がくるかも分からない屋上で、それでも俺は情欲に負けてねだった。
「素直なんが1番可愛いぜ、トール。トール、もっと刺激的に言ってよ。トールのけつまんこにヤスのおちんこほしいよって言える?学校だけど」
見上げれば、太陽が青空の中に光って見える。
何もかも、さらけ出されている。
焦らすような緩慢な指の動きはとめないままで、どこかのAVの真似をさせようとする康史に、俺は焦れまくり恥も外聞も忘れて腰をうねらせて求めを口にした。
「ンン―――っうう、ほしい、……おれの……けつまんこに……ヤスの…っんあっふ………う…おちんちん…っいれて……っ」
言葉が終わる前に片足を更に抱えあげられて、ずぶずぶっと押し入る肉塊が、俺の脳髄まで痺れさせる。
たまらない刺激に腰を押し付け全身を揺さぶられ、理性が全部ぱあっと太陽の光のように弾け飛んで快楽に呑み込まれていった。
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