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※支配される →sideT
頭の中が沸騰しちまったように、熱でぼやけて何も考えられなくなる。
喉に放たれた生暖かい粘液を飲み下して、触れられもせずに達したからだの高揚感に全身が震える。
そして足りないと全身が訴え、俺の中の理性をどろどろと侵食していく。
「トール、口マンしてりはだけでイっちゃうとか、すげえ淫乱……トール、ベッドに座って脚開いてよ。すげえ突っ込まれたくてしょうがねえって顔してる」
揶揄しながら俺の腕を掴むヤスに、腰をのろのろとあげてベッドへと移動して腰を下ろし両脚を開く。
………空気が足りねえ。
呼吸がせわしなくなって、俺を見下ろす康史を期待して見上げる。
欲しくて仕方がない、康史が言っていたようにあさましく入れて欲しいという願望で頭の中はいっぱいだ。
クスリも使われていないのに、全身が熱くて体の内部からじくじく疼いてしょうがない。
「そんな顔されっと………泣かせたくて仕方なくなる。おちんぽが欲しいよって全身濡らして泣き叫んでほしい」
耳元で囁かれ、二度も出したのにまだ怒張しきっている亀頭からとろとろとカウパーが流れ落ちる。
思いっきり吸い込んでも空気が足りない。
呼吸するたびに開いて、はしたなく入り口を開くアナルをヤスはじっと見つめ、中指を第一間接だけ埋め込んでいく。
「……ヤス……や………それじゃ、たんねえよ…っ」
欲しいものと違うと首を振るが、
「まだ、だめ……ぐっちゃぐっちゃに乱れてみせてよ」
くちっくちっと浅いところだけに指を差込み焦らし、指の腹で中を撫でながら、俺の顎を掴んでもう一度のどの奥までペニスを押し込む。
「うぐ…ッンぐうう…ッうう……ッンううッ」
空いた手でくにくにとピアスごと乳首をこね回され、痛みと快感の痺れに背筋が痙攣し、括約筋をきゅっきゅっと締め付ける。
指は浅いところ以上には入ってはくれず、俺ははしたなくも腰を捩って中にせがむように押し付ける。
俺が欲しいのは、こっちの方だというように、チュッチュと音をたてて口の中の肉塊に吸い付く。
体はもうそれ以上の快感をしっていて、それが欲しいと強欲に求めている。
熱い。
熱い。溶けちまう。
「トール、腰押し付けて、そんなにケツまんこにくわえたいのか」
康史は意地悪く俺のあさましさを暴いてくる。
ずるっと口からペニスを引き抜いて、ぬっぷりと指が二本奥までずずずっと押し入ってくる。
「ッァア…あああ…ッ!!!」
焦らされたからだはそれだけで堪えることができず、びゅくっと白い液を吐き出す。
「イキまくりだな。トール、ほら、腰をさっきのように動かして…………自分で動いてあと2回イケたら、このおちんちん突っ込んであげる」
指を動かそうともせず、俺の乳首をこね回しながら耳元で囁かれると、既に正常な思考回路は働かず腰をくねらせ、指が俺の脆い箇所を突くように体をうごめかせる。
「…ッうう…ああッ……ッあはああ、あ…ッあ、ああ」
貪欲に欲しくてたまらないのに、与えられず求めてもいい場所から逸らされ、焦れて体がおかしくなっていく。
カウパーが下肢をぬらして、ぬめぬめと腰の動きを手伝う。
「……どうしたの…トール。すげえ、エロエロな顔になってる」
訴えてるのに、どうにもならない刺激にイクにいけずに体が悲鳴をあげている。
ほしい……。
ほしくて仕方ねえ…。
「く……ッ…ううう……ほし…っ…も…ッ、も…おかしくな……りそッ」
「まだ二回、イケてないよ」
残酷な表情で俺を見つめる康史の目の奥にも、飢えたような光があるのがわかる。
オマエも痩せ我慢してんじゃねえって!
ここからすっ飛ばずに二回イケそうにねえ…ッ。
「も…ッッはあ…ううう…っムリ…ッ……ヤス…ッ……ヤスのちんこ、つっ、こめよォおおおお」
腰を押し付けながら、涎を垂らして俺はせがむ。
欲しくて、欲しくて、狂ってしまいそうな渇望に、あたまが真っ白になる。
「トール……オネガイして…ちゃんと…ね」
自分だって限界そうな顔をしながら、指を引き抜いてペニスを押し当てる。
俺の全身がそれが欲しいと、訴えている。
「…ッひ…うう…ッ…ああ…ヤスッ…いれて…オネガイ…ッぶちこんで………っ、ひっあ、ああ」
「おねがいしますだろ?ちゃんと、どこに何を入れて欲しいか、具体的に言えっていつもいってるだろ」
支配するような言葉を耳に吹き込まれ、俺はそれに屈服する。
「……っはあ、あ、あ、やす…… おねが、い、します……っはん、ああ、おれの、けつまんに…………やすの、ちんぽ……っはあ、ぶちこんで……ほしい」
康史は俺の頭をあやすように撫で、腰をグッと入れてペニスを開いた胎内に突っ込まれた瞬間、俺の体はそれを貪るように康史の腰に腕を回してぐっと引き寄た。
そして俺は狂ったように腰を押し付け、奥まで呑み込んで頭がすっ飛ぶまで熱をせがみつづけた。
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