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※畏怖→sideY

昼休みに帰ってくると、ビニールシートを敷いた床のうえで、 東流は、朦朧とした意識のまま、目を見開いて腰を揺らし続けている。 バイブは電池切れか動いてはいないが、くわえこんだ入り口はひくひくと蠢いている。 「トール?……だいじょうぶ?」 少し汗に濡れた髪をあやす様に撫でて、 「あ……ッん、あああ……や、す、…あ、ああ…も、っと、おか、し、て……ッ」 動かなくなってしまったバイブに腰をずっと揺らし続けてはいたのか、いやらしく全身に汗がにじんでいる。 理性がもうまったくないのか、俺に腰を押し付けるように自由にならない身体を精一杯すり寄せてねだり、唇をふるふると小刻みに震わせている。 「オモチャでいっぱいだろ?よくばりだな、他の人よぶか?」 問いかけると首を横に振って、拘束した大きな腕を求めるように伸ばして、 「……や、や……ヤ、だ……、……おも……ちゃでい……っから……ヤ、ス……」 理性などほとんどないだろうに、怖がるように縋って身体をすり寄せて首を振り、ひどく東流がおびえていることに気がつく。 怖がっている? 何に? 『オマエに捨てられると思うと怖い』 そんなことあるわけないと、言ったつもりだった。 それなのに東流はずっとそれにおびえているのだ。 他の人を呼ぶなんて、絶対にするわけないのに、その嘘におびえている。 しょうがないな。 本当に可愛くて仕方ない。 こんなに俺を求めてくれてると思うだけで、たまらなくなる。 俺は手を伸ばして、東流のアナルからずるっとバイブを引っこ抜いて緩くひらきっぱになってぐずぐずに熱くなったアナルへ指を差し込んだ。 「く、うう、、、う、、ンん…ああッあ、、あ、おひんひんの、も、と、おもちゃ……ほし……ッいっ」 切なく眉を寄せてねだる声が、いつになく切羽詰っている。 「もっといいものやるよ……。一番トールがほしいもんだ」 十分だろ。 もう、いいよ、許してやるよ。 俺は、すっかり大きくなったペニスを押し当てて両脚を引っつかむとぐっと中に押し込んだ。 熱をもった内側はとろけそうなくらい柔らかく俺を包み込み、目を見開いた東流は背中を反らして空いきを繰り返し内部をきゅうきゅうと締め付ける。 「げんきんに悦んでくわえやがって……いやらしい……淫乱なまんこだな」 耳元で囁くと、ひくひくと喉を震わせて腰を押し付けるように乱れ始める。 「あ、ひ、ひいいいん、、、やす、やす、アア、アアアア…きもひ…っつひいいいい、あつい………アアアア」 ぐちゃぐちゃっと音をたてて中を攪拌して、びゅくっと種を撒くと内側の筋肉が収縮してしぼりとるような動きをする。 「…くっ…ハァ………エロエロのやらしいくいしんぼうなまんこだぜ、んなに、欲しかったのかよ」 「――ァアアア、ひ、う、ひ、、ああああ、あ、ほしっ、く、あああっああ……っあひ、ふあああああ」 全身をわななかせて、白目を剥く東流の奥をガツガツと突き上げ追い上げる。 こんなこと許してくれてるだけでも、俺にとっちゃ身に余ることなのに。 そんな簡単に手放すなんて考えるなよ。 オマエの考えてる俺のキモチはそんなんじゃ、甘すぎるんだぞ。 いいかげん、わかれよ。 怖がる必要、ないんだ、鈍感。

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