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爆発寸前→sideY
え…………。
マジでか……。
って、東流と一緒に暮らしてるのかよ。
ホント、この一年で何があったんだ、俺らに。
なんだか、すごくうまく行き過ぎている話すぎて不安になる。
「二人で暮らしてるの?」
こくりと、東流はすぐに頷いた。
あまり変わりばえしない自分の部屋だが、確かに少し家具が増えている気がする。
部屋のはしっこに、見慣れないサンドバックもある。これは東流のもんだろう。
ベッドヘッドの隅には、首輪と鎖とオトナのオモチャも積んである。
てか、そんなの出しっぱなしとか、普通しまっとくだろ……、相当東流と付き合えて浮き足立ってるんだな、俺よ……。
「トール、腹減った?」
「ンー、誠士の持ってきたんで足りてる………だいじょうぶ」
いつも傍若無人な東流の様子が、なんだか少し変だと思える。
俺はごろっと場所を移動して東流の傍によると、おそるおそる腕を伸ばしかける。
今までなら、絶対にできなかった。
俺の行動に少し眉をあげて、東流ふっと笑って腕をひくとぐっと抱き寄せて俺の頭を自分の胸に抱きこむ。
「俺もオマエのモンなんだから、遠慮すんじゃねえよ。今日は勉強しねえのか?」
「今、勉強どころじゃないから……」
鼓動が、頭の上まで突き抜けそうだ。
こんな不安な気持ちでいっぱいなのに、欲情しまくって下半身が熱くなっている。
ただこうやって抱きしめられているだけなのに。
「へへ……勃ってンな。……ヨカッタ」
するっと腕を伸ばされて、東流は大胆に俺の股間に触れて形を確かめる。
「ちょ、ちょ…待って、トール……」
「忘れてても、俺にちんこ反応ちゃんとするなって、安心した」
へらっと笑って俺の息子さんをゆっくりと大きな掌でなでまわす。
そりゃ当然だろ。
俺は、東流に心のそこから惚れてんだってのに。この鈍感野郎が。
というか、亀頭あたりを指先でぐりぐりされたら、もうビンビンでたまらない。
「……ンなに、さわんねえで……」
中途半端にされると、辛くなる。
好きなヤツにそんなことされるだけで、たまらなくなる。
「あ、悪ィ。安心したら、ついつい。忘れちまったら、って思ったら焦っちまった、コイツはちゃんと責任もつぜ」
ニッと人の悪そうな表情を浮かべて俺のスエットの下をずるっと引きおろすと、ぱくんと俺のペニスを唇へ銜えて舌をからめて舐め始めた。
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