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第2話(逞斗)
やっぱり、あんなにも笑顔で言われてしまうと...。
逞斗 「あぁ~」
凌玖 「柄 にもなく、ため息とはどうしたよ」
誰のせいだと思って...。
逞斗 「何でもないよ。それより、あの子と話せたのかよ。」
凌玖 「話せたよ。でも、途中、詰まったりしちゃったんだよね。」
逞斗 「しょうがないよ。緊張してたんだろ。」
凌玖 「まぁな。でもな...」
本当は、俺のことも見てほしい...。
凌玖 にはあの子しか見えていない...。
辛いけど...。応援するしかないのかな...?
凌玖 「逞斗 聞いてんのかよ?」
逞斗 「ごめんごめん...」
凌玖 「最近、疲れてるんじゃね?夜ちゃんと寝てる?」
逞斗 「まぁ、そこそこ。」
凌玖 「ちゃんと寝ろよ。受験生なんだから。」
逞斗 「おう。」
ここ最近、俺は寝れていない。
まぁ、見ての通り凌玖 のことで、頭がいっぱいになってしまっている。
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