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第1話俺が好きな人(翼side)
俺は、モテないタイプで全然彼女が出来なかった。周りは出来ているのに一人だけ取り残されな気がしてとても嫌だった事を覚えてる。
でも社会人になった俺には好きなひとがいる。同じ会社の上司の七宮隼さんだ。
隼さんは、若いながら課長というポストに就いていて、ビジュアルもカッコよくて何よりもあの冷たい目が好き。でも俺はドMな訳じゃなくてただ単にあの目が好きなだけだけど。
ー会社ー
「おはよう。翼。元気か?」
「おはようございます。隼先輩。元気じゃないです。」
「別に俺の事隼って呼んでもいいんだよ?だったら、飲み会いかないか?俺と。」
「呼び捨てになんてできませんよ。飲み会ですか?行きたいです。」
「俺と二人きりだけど大丈夫?」
「大丈夫です。」
「じゃあ、仕事お互い頑張ろうか。」
「はいっ。」
やっぱり隼さんは、優しくて仕事もできて、イケメンで部下の事を良く考えてくれている。
「今日も、隼さん翼にだけ挨拶してるな。」
「そうなの。気づかなかった。」
「鈍感だな。お前。」
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