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第13話
side譲
「はっ、ひぁ…んっ」
股間を揉まれて声が一段と高く大きくなった。自分から誘ったのにすごく恥ずかしい。
一度首から離れ顔を股の間に寄せられ下着の上からはむ、と歯を立てずにくまれ女みたいな声が出た。
「ひゃぁぁぁあっ?!」
感じたことのない快楽に驚いて飛び上がってしまった。その拍子にソファーから上半身のみがずり落ちる。…それに加えて、丁度股の間に居た朔の顔も膝蹴りにし、自分もそのまま落ちていった。
「ご、ごめっ」
慌てて謝ろうとして、自分の格好をふと見た。落ちたことでワンピースの裾が完全に捲りあがり下半身が丸見えになっている。しかも下着が、濡れている。
「…えろ」
朔の言葉で我に返る。
「み、見んなっ」
裾を下ろそうとするのに、朔がそれを許してくれない。それどころか床に押し倒されてしまった。耳元で甘く名前を囁かれて思わず蕩ける。
惚けているうちにパンツを脱がされ握られる。
「っ…や、まって…ぁ」
気持ちいい。風呂場で出したのにすぐに勃ってしまう。こんな身体じゃなかったのに、すっかり朔に調教されてしまった。
ワンピースを胸元まで引き上げられその下のブラウスのボタンをひとつひとつ外されていく。なぜだか恥ずかしくなってきて掌で顔を覆うと、見せてと引き剥がされた。唇にキスをされべろりと舌で舐められる。尚且 つ口に入り込み咥内で暴れ回る。
「んっ…ふ、はぁ」
その状態で咥内とおれのを弄られ逃げ腰になる。気持ちよすぎて、訳わかんなくなりそう。
「こ、う…っ、あ、だめ」
唇は下へ下へと降りていって、辿りついたのは乳首。いつの間に、ボタン外し終わったんだっ。
不意に予想打にせずぢゅっと吸い付かれ甲高い声が零れた。
やだ、やだ、と首を振って気持ちよすぎるのを逃がそうとしていると片方の乳首も指で弾かれた。
「ん、ぁぁあっ…─―っ!!」
弾かれた衝撃で我慢出来ずに熱をどくりと放出した。腹の上に生ぬるいものが飛び散って、それを朔が掬ってぺろり舐めた。
「濃い…な」
エロいのはどっちだよと反論したいのに、余韻でおれは喋れずにいた。
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