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番外編:白金の花より蕾を愛で
ヤらずのエロSSです
イラストにあわせて描いたので、絵が無いと何の事やらですが、
とりあえずクロムが師匠におねだりして道具の駆動実験をしているところです。
――――――――
「ほら、美しく咲きました。しかし、この動きでは少し驚きに欠けるかもしれません。どう思われますか?」
クロムに優しく問いかけられても、金属の蕾が花開いたのは俺の貧相な尻の中央。
花と同時に淫らに濡れた穴が開く。そんな様子を直視できるはずもなく、ただ羞恥に身体を震わせるだけだ。
「わ……わからない。もう……いいだろう?もう……」
「ああ、申し訳ありません。鏡がこの位置では見えませんね。きちんとご覧になれる体勢でもう一度咲かせますので……」
「いい!もういい!」
クロムが花を掴んで小さく揺らせば、中に詰まった金属に俺が乱れてしまうポイントをクリクリと押され、こらえきれずに髪を振り乱してしまった。
「それでは困ります。ああ、そうだ、駆動によって中に影響は感じられますか?」
「わ……わか…… んぁ……!」
花を尻から抜きながら、敏感な部分をなでるように刺激される。
「……この角度がよろしいのですか?ふむ…少し持ち手の角度も考え直した方がいいかもしれませんね。こう……ですね?ああ、いい反応だ」
中を刺激されているのに、俺の粗末なモノがみっともなく跳ねた。
「いやだ……!もう……もういいから!」
「そうですね。では、抜いて再び駆動を確認していただきましょう」
性具が抜け出す感触は滑らかな金属に尻のフチを舐められるようで、毎回ブルリと身体を震わせてしまう。
「……ふふ。本当に排出する感触がお好きなのですね」
クロムは慈しむように尻をなで上げながら、密やかに笑った。
羞恥に身がすくむのに、俺の口はだらしなく甘い息を吐くばかりだ。
嫌だといっているのは、俺の理性だけ。
すっかり慣らされた身体は言うまでもなく、心までもクロムに翻弄されることに悦びをおぼえはじめていた。
大きく足を割り開かれる。
そして、粘土のようにグイっと身体を押し曲げられた。
「差し込みますね……いかがですか。……この角度だとコレ自体の重みで自然と愛らしい穴に埋まって行きますね。…ああ…美しい」
微笑むクロムにつられて、俺の口元も緩く笑ってしまう。
クロムが入っているモノをゆっくりと動かした。
「ん…ふぁ………」
折曲げた身体と、重く身体の中を埋めるもので息が苦しい。
「ぁううんっ…んっっ!」
「愛らしい声ですね……。コレの具合はそんなにイイですか?」
首を横に振ろうとした。けれど。
「あぅんっ!んっ!んンっっ!」
優しくも素早い動きでズボズボと中をこすりあげられ、溜まった熱に身体が跳ねた。
「咲きました。ああ、けれど震える貴方の方が美し過ぎて……」
「あぁっ……んぁアっ!クロム!クロム!」
俺はクロムを求め、彼の腕をなでさすっていた。
「……なんでしょう?」
俺の切ない要求に、クロムは優しい顔で微笑むばかりだ。
「……クロム!もう……もういいから!」
「ですが今度も駆動を見ていただけてないようですが」
「そんなものはっ……また……そのうちに」
「確認していただけるのですか?」
ついブンブンと顔を縦に振ってしまった。
何度も何度も性具を出し入れされ、高まりすぎて……。
もうイってしまいそうだ……けど、コレじゃイケない。
「そうですか。ありがとうございます」
呑気に言うクロムの腕を力任せに握る。
「……もう、イキたいですか?」
「ああっ!もう!コレを動かすのはやめてくれ!」
俺の腰を押さえつけているクロムの手から強引に抜け出した。
「うう……」
けれど、すぐにクロムの腕にしがみつく。
「クロム……。もう……いやだ。はやく」
クロムの顔を強引に引き寄せ、貪るように口づけた。
そんな俺をあやすように抱きしめ、見つめるクロムは柔らかな微笑みを浮かべてている。
自分らしく無いとは思う。
けれどその余裕のあるクロムの態度にイラついた。
「……コレじゃいやなんだ……お願いだから……クロムっ」
膝立ちになってクロムにすがる俺の尻から金属が滑り落ち、シャンと美しい音を鳴らして花びらを揺らした。
《終》
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