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第56話
リビングには日の光が燦々と差し込んでいて今が白昼だと言う事を強く強調していた。
そんな明るい場所に全裸でいる事が酷く恥ずかしい。
「俺の脚跨いで膝立ちになりな」
ソファに座る長岡を跨ぐと、きゅっと噛み締めた唇に舌を這わせられる。
「…っ!」
「噛むな。
血が出るだろ。」
「んぅ」
ちゅっと下唇を吸われキスをされる。
「舌出して、絡めて」
腕を首に巻くよう移動させられ、必死に舌を絡める。
舌がぬるぬるしていて小さく水音がするのが恥ずかしい。
三条は目をきつく瞑った。
息が続かず顔を背けようとすると口を塞がれながら鼻で笑われる。
「んーっ、んんッ」
後頭部を押さえられ更に深くなる。
このまま喰われてしまうんじゃないか。
舌を撫でられ吸われ、甘く噛まれ頭が痺れてくる。
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