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第58話

律儀に噛み痕が消える前に連絡をしてきた三条の肩は痣の様になっていた。 自分が言った事に素直に従い行動する。 じゃあ、俺のものになれと言ったら従うのだろうか。 …なんて、な。 風呂で腹の掃除の仕方を教えてやる。 可愛い声をあげるものだから少しやり過ぎてしまった。 「俺の脚跨いで膝立ちになりな。」 膝を跨がらせると三条は唇を噛み締めていた。 恥ずかしいのか悔しいのか、そんな所だろう。 でも唇が切れるといけない。 「…っ!」 「噛むな。 血が出るだろ。」 「んぅ」 ちゅっと噛んでいる下唇を吸う。 どうしたら良いのか解らないのか腕をさ迷わせているから首に回す様に促すと素直に従う三条。 小さな水音をたてて可愛い口の中を堪能する。 息の仕方すら知らない可愛い生徒。 俺が全部教えてやる。 頭を押さえ付けて更に深く舌を絡ませた。 口を離すと三条の口と糸が繋がる。 それが恥ずかしいのか三条は慌てて口元を拭った。 「ヘタクソ」 口も小さく身体もガリガリ。 制服姿でもわかってはいたが本当に肉付きが悪い。 「ちっちぇ口。 腹も薄いし肋浮いてんじゃねぇか。 ガリッガリ。 ちゃんと飯食ってんのか?」 「ぅわっ」 「ははっ。 ケツはやわらけぇー。」 浮き出ている骨に舌を這わせその細い身体を堪能する。

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