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第108話

なんで、先生とうどん食べているんだろう… 起きるやいなや服を渡され脱衣所に押し込まれたので身支度を整える。 顔を洗ってリビングに戻ると既にいいにおいをさせたご飯が出来ていた。 ほうれん草とかきたまのうどんを目の前にするとぐぅぐぅ腹の虫が騒ぎ出す。 「どうぞ。」 「……いただきます。」 向かいに座り手を合わせる。 スクスク笑われるのが恥ずかしく、思わず口に詰めた。 とろみのあるそれに上顎が痛み、思わず飲み込むと食道もじんじんと痛む。 「っ!!」 「はははっ」 一部始終を見られていたらしい。 咥内も食道も、頬も熱い。 どうしよう… 溢れそうだ… 「ゆっくり食べなさい。 火傷しないようにな。」 優しい顔に胸が締め付けられる。 こんなに甘い顔をされて苦しくなる。

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