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第134話
2連続の授業が終わり、準備室に戻るやいなや亀田が声をかけてきた。
「先生のクラスの三条くん、体調良くないみたいで保健室で休んでますよ。
A組の子が呼びに来たんですけど先生連続でしたから私が代わりに。
顔色が優れませんでした。」
俺のせいだ…
血の気が失せる。
失礼しますと荷物をそのまま一階の保健室へと走る。
なんで保健室はこんなに遠いのか。
廊下が、階段が、ずっと長く遠いものに感じた。
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