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第133話
楽しい筈の休み時間。
なんだか今日はやけに寒く感じる。
前の席で楽しそうに話してる女子の声がどこかぼんやり聞こえる中、鞄に仕舞おうと手にした教科書が霞んだ。
「それでね…」
「三条くん…?」
「三条?」
なんかふわふわする
身体が軽くて…
「ちょっ、顔真っ青!
やばいって!」
教室中がざわざわしだす。
あれ…なんか…気持ち悪い、かも…
「先生呼べっ」
「私呼んでくる」
また、先生に迷惑かけちゃう……
呼ばなくて良いのに
へーきなのに
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