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第132話

なんとか泣き止んだ三条はバスに乗って帰って行った。 買い物を済ませ昼飯を食いに行く筈だったのに腹も減らない。 自己嫌悪が募る 自分にイライラする 泣いて縋る姿が焼き付いて離れない クソッ 気持ちばかりが先走る。 握り締めた平に爪が食い込み血が滲むのもわからなかった。 そのまま食事もせず、一睡も出来ないまま朝を迎えた。

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