132 / 1273
第132話
なんとか泣き止んだ三条はバスに乗って帰って行った。
買い物を済ませ昼飯を食いに行く筈だったのに腹も減らない。
自己嫌悪が募る
自分にイライラする
泣いて縋る姿が焼き付いて離れない
クソッ
気持ちばかりが先走る。
握り締めた平に爪が食い込み血が滲むのもわからなかった。
そのまま食事もせず、一睡も出来ないまま朝を迎えた。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
132 / 1273
ともだちにシェアしよう!