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第198話
三が日は実家に顔を出すだけで暇を持て余しているから暇なら遊びおいでと長岡の言葉に甘えて三条は部屋にお邪魔していた。
出迎えられた部屋はあたたかく、手洗いうがいもそこそこに長岡に手を引かれ奥へと連れて行かれる。
緊張と羞恥で身体が固くなると長岡は笑った。
パタンと閉められたリビングと寝室を隔てる扉。
お正月らしくない長岡の部屋に、沢山の本とみかんがいくつも転がっている。
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