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第339話
部屋のベットに潜り込む。
長岡のそれに比べれば小さいはずなのに大きく感じるのは、ぎゅうぎゅうとくっついて2日過ごしたからだろうか。
『また泊りにおいで』
また。
次の約束が嬉しい。
本当に単純だ。
ごろんと寝返りを打って長岡から借りた単行本を手に取る。
おすすめと借りた短編集。
ひとつ、ふたつ、と話を読み進み、心地好い睡魔が来るのを待つ。
『良い夢見ろよ』
目蓋が重くなってきた。
どんな夢が見れるだろうか。
楽しみだ。
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