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第660話

枕に顔を埋める三条は頬は赤いがぐったりしている。 ついさっきまで意識があったのだが、目を閉じ酸素を貪っている内に寝てしまった様だ。 風呂に入れたりシーツを替えたりしたいのだが、激しくしてしまった自覚があるだけに起こすのは忍びない。 これは中々 やばいな リードを外し首輪をそのままに、自分のワイシャツをかけてみた。 きちんと着せているのとは違い少し不格好だが、真っ白いワイシャツが優等生の面影を色濃くし首輪のアンバランスさと相まってとても下半身にクる。 「んー…」 ごろんと寝返りを打たれ、ワイシャツが外れてしまった。 いくら部屋があたたかいと言っても汗もかいている、冷えて万が一にで風邪をひかせてしまったら大変だと身体を拭うとふとんをきちんとかけ寝かせる。 汗で額に貼り付いた髪を剥がすと、額の汗もおさえた。 やっぱりシャツ着せてぇな でも起こしたくねぇしな 自分に甘い三条の事だ頼めば着てくれそうだが、写真は逃げそうだ。 自らピースをしてノリノリの三条も想像出来ないが、恥ずかしがってる方がクるからそれはそれで良いと頷く。 このままで良い。 ありのままが愛しいから。 着替えて掃除すっか 長岡はぐーと伸びると脱ぎ散らかした衣服を広い集め寝室を出る。 まずはシャワーを浴び服を着替えなければ。 それから、消臭剤スプレーでにおいを消しフローリング用ウエットティッシュを持ってきて汚しに汚した床の掃除をする。 三条が起きるまでになるべくこの痕跡を消しておかなければふとんから出てこなくなってしまう。 まぁ、あれはあれですげぇ可愛いけどな

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