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第659話
「いったっいったからぁ…ちん、こ…ばくあつ……ひっひッ…い"ぃ"ッ…ごめんなさ、ごめんあさい」
「すげぇな」
やっぱりラストは顔が見れる正常位が良いと薄い身体をひっくり返した。
頭を振って乱れる三条の亀頭をぐりぐりと撫で回す。
ローションに三条自身の体液が混じっていやらしい水音が響き、三条は身体を捻って逃げうとする。
それでもぐりぐりし続けていると呼吸を止め爪先をきゅぅっと丸めると、ぴゅーっと透明なモノを吐き出した。
「あーあ、派手に撒き散らして。
おい、淫乱。
シーツこんなに汚してどうすんだよ。」
「あ"、あ"、」
「飛ぶなよ。
もう少し付き合ってくれ」
「うアぁああ」
吹き出した潮がびしゃびしゃと腹やシーツを汚し、三条は大きく身体を跳ねさせた。
濡れた腹がへこへこ動く。
焦点の合わない目が必死に自分を捉えようとしているが、もう落ちそうになっていた。
グイッ
リードを引っ張り強制的に意識を戻す。
「あ"、あ"う"」
「わん、だろ。
ほら、お返事は」
「あぅ…ん、ん…ぅん」
「ははっ、お利口さん。
たまんねぇ」
更に揺さぶりながらキスマークと噛み痕に濡れた身体にまた噛み付いた。
赤く上気した肌にマーキングの痕が色濃く浮かぶ。
まだ足りない。
足りない。
「も、れな…いッ、い…うア"っ」
満足なんてする事ないと頭で解っていても、求めてしまう自分に苦笑が浮かぶ。
どこまで貪欲に9歳も年下のこの子を求めるのだろうか。
奥を抉る度に潮を吹き出し意味のない言葉ばかりを紡ぐ恋人が愛しくてたまらない。
とろとろの顔で必死に喘ぐ三条の口にキスをすると、ぐっぐっと腰を押し付け揺さぶり続けた。
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