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第1069話

片足を下ろされ、立ち鼎の体位になる。 なんで片足だけだと恋人を見上げると不敵な笑みを返される。 「バランス崩すと危ねぇからな。」 な、と小首を傾げると前髪が目にかかった。 その前髪の奥でサディスティックな色を馴染ませる。 大人の色気が格好良くてくらくらする。 「ま…さむね、さ…」 ギラギラした目に生唾を飲み込むと、それが合図の様に律動がはじまった。 不安定な三条は転ばない様平べったい胸を擦り付け、耳元で喘ぐ。 長岡の男心を擽るあられもない姿、声。 腰の打ち付けは段々と激しいものへと変わり激しさを増す。 「あ、あ…ア、…っ」 「えっろい声。 もっと喘いで煽ってみ。」 「ン…ぁ…っ、んー…」 「我慢なんてしたら、余計出させたくなるだろっ。」 でも、この体勢じゃ奥まで届かない。 もっと、あの場所を抉って欲しい。 「おぐ、……ほ…、ぁ"…ほし…い」 無意識にそんな言葉が溢れた。 もう片足も救い上げられ、櫓立ち。 三条自身の体重も手伝って結合部がより深くなる。 軽いと言っても身長の分だけ重みもある。 グッとくっつく秘骨と臀部。 思わず目の前の首に抱き付いた。 「おちっ、おち…る…こわ……」 「強請ったのは遥登だろ。 抱き付いてろ、動くぞ。」 身体全体を使われ、ただ刺激を受け止めるだけしか出来ない三条は感じ過ぎて 「ひっ、ぅ"…ハァ…ぁ…」

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